Denon DJプレイヤーとのシンク
Resolume Arenaのみで利用できます!
DenonミキサーとDenonプレイヤーの併用時、DJがプレイしているオーディオとResolumeのビデオを自動的にシンクします。Resolumeはプレイヤーに読み込まれるトラックを注視します。リンクトラックを確認するとビデオを同期します。するとあなたのショーはたとえ何が起きても同期します。
テクニカルセットアップ
何よりもまず、お使いのプレイヤーとResolumeが同じネットワーク内にあることをご確認ください。
ステージでは、Denon X1800ミキサーの "PC接続"に、接続していることをご確認ください。ハウスの前で、Resolumeを起動しているコンピューターが、プレイヤーと同じIPレンジおよびサブネットマスクにあることをご確認ください。一番簡単なのは、IPをDHCPで分配するルーターを使用し、後はルーターに任せることです。
接続したら、Resolumeを起動します。ツールバーに使用可能なプレイヤーが表示されます。最大で4台のプレイヤーを接続し、同じタイムでシンクします。
使用できるプレイヤーが見つからないと、Resolumeがその旨通知します。ここでは、ネットワークのセットアップとファイヤーウォールのステイタスをご確認ください。Resolumeがファイヤーウォールで開くべきポートを通知しますが、ここはファイヤーウォールを完全にオープンにしてしまうのが賢明でしょう。あなたは完全に同期したAVセットを開始するところですが、ウェブを閲覧し、怪しいコンテンツを探すのにラップトップを使用するのはやめてください。ジャッジはしませんが。
ヒント!ツールバーにDenonに関するものが何も表示されない場合は、'View'(表示)メニューより、"Denon StageLinQ"が有効になっているかどうかご確認ください。
ツールバー
ツールバーには、プレイヤーに関する重要な情報も、重要性の低い情報も表示されます。
- Fader Opacity プレイヤーに割り当てているミキサーのフェーダーの状態を表示します
- Player Number 最大4台のDenon DJプレイヤーを接続し、同時にシンクします
- Play/Pause/Stop 現在プレイヤーに読み込まれているトラックの状態を表示します
- Time Remaining トラック最後尾までの残り時間を表示します
- Artwork パーティーの写真はお好きですか?
- Track Name / Artist Name プレイヤーで現在読み込まれているトラックを表示します
クリップのリンク
プレイヤーのトラックにビデオクリップをリンクするには、シンプルにプレイヤーをツールバーからクリップへドラッグします。
これで、Resolumeはビデオとオーディオのプレイヘッドを同期します。また、トラックをプレイヤーに読み込むと、ビデオをトリガーします。あなたはただ、ゆったりと座ってリラックスしているだけで良いのです。
Resolumeはオーディオトラックのタイムに完璧に追随します。Denonプレイヤーでやりたいことを好きなようにやっても、Resolumeは追随します。スクラッチ、ループまたはスライス、何をしても同期し続けます。
ビデオをDenonトラックにリンクするよう割り当てたら、Resolumeは、Denonsでそのトラックがプレイされている限り、Resolumeでもプレイし続けることを確認します。つまり、同じレイヤーでうっかり別のクリップをトリガーしたり、レイヤーからビデオをイジェクトしたりできないということです。基本的に、Denonクリップをプレイしているレイヤーは、ソングが終了するまでロックされているか、リンクされている別のビデオが開始します。
ヒント!完璧な同期と、オーディオビジュアルの完全な融合を実現するには、むろんオーディオとビデオの長さが同じになるようにする必要があります。ですから、なにかのビデオに適当なオーディオをかぶせて魔法が起きるのを待つ、ということはできません。完璧にシンクしたAV素材をきちんと並べることを想定しているので、Resolumeはビデオをオーディオの長さに合わせて引き伸ばしたりしません。ですからオーディオファイルの長さよりも短くビデオが終わってしまった場合、Resolumeはイジェクトします。
トラックを識別するのに、Resolumeはトラックがプレイヤー上で持つID3タイトルを使用します。非常に可能性は低いですが、トラックにID3タイトルがない場合、デフォルトのファイル名に戻ります。
ヒント!セットを準備するのに、手近にDenonプレイヤーがない?問題ありません。クリップをDenonプレイバックするよう手動で設定できます。シンプルに、プレイバックモードをDenonにし、トラック名を手入力します。
SMPTEプレイバックと同様、Denonプレイバックはオーディオトラックを持たないクリップのみで利用できます。
オプション
トラックがリンクできたら、いくつかのオプションにアクセスできます。
Player(プレイヤー)
任意のクリップの同期を、任意のプレイヤーに限定できます。こうすると、特定のビデオクリップが、Player 1で再生した場合のみ同期することが確認できます。セッティングを"Any"にすると、どのプレイヤーがトラックをプレイしているかは無関係になります。
Fader(フェーダー)
サイズで判断していませんか?こんな小さなトグルですが、とても重要な機能を担っているのです。
これは、トラックを読み込んだプレイヤーを制御するミキサーフェーダーへの、Resolmeのビデオレイヤーのリンク/非リンクを切り替えます。これが有効になっていると、オーディオが実際に可聴状態になるまで、ビデオは不可視となります。これはX1800のクロスフェーダーを使用している時にも作用します。
もちろん、これを非リンクにして、自分でコントロールすることもできます。
オフセット(Offset)
こちらでオーディオのスタートポイントとビデオのスタートポイントとの間のオフセットを調節します。私たちは人間ですから失敗をします、特に締め切りが迫っている時などです。もし事故でビデオの最初のフレームがいくつか行方不明になってしまった場合、オフセットを設定して、完璧なラインナップを維持できます。
プレイヤーレイヤーターゲット
DJがどのプレイヤーでトラックをプレイするか予測するのは困難です。そしてもちろん、各クリップを2重、3重、4重にコピーしておき、正しいレイヤーで万全にスタンバイし、誤ってプレイ中のビデオをイジェクトしないように気を張るようなことはしたくないでしょう。“Player Layer Target”があるのはそのためです。
ツールバーでプレイヤーを右クリックし、ターゲットを設定します。トラックをプレイしているプレイヤーによって、ビデオが向かうResolumeのレイヤーを選びます。ですからもしDJがトラックをプレイヤー2でスタートし、ターゲットがレイヤー8だった場合、ビデオはレイヤー8でプレイされます。もしDJがトラックをプレイヤー1でスタートし、そのプレイヤーのターゲットがレイヤー7だった場合は、レイヤー7へ行きます。
この機能を動作させるには、同期したいすべてのクリップについて、“Clip Target”を設定する必要があります。これを手早くおこなうには、クリップをすべて選択し、コンテキストメニューを右クリックして、“Clip Target”を“Denon Player Determined”にします。
ヒント!完全にシンクしたコンポジションを走らせる場合、“Clip Target”をコンポジションレベルでも設定できます。こうすると、新規に追加したコンテンツも、インポートで正しく設定されます。
では他のベーコネーターレイヤーへ移る時です、プレイヤー。
対応モデル
- X1800ミキサー
- SC5000(M) プレイヤー
- SC6000(M) プレイヤー
- Prime 4 (Arena 6.1.2 以降)
- Prime 2 (Arena 7.1.1 以降)
- Prime go (Arena 7.1.1 以降)