エンベロープ

エンベロープは最高に素晴らしいものです!

エンベロープによりパラメーターのフローを精密に調節できます。Resolumeでは、通常のリニアカーブの代わりに、滑らかなイーズイン/アウト、バウンスビヘイビアや、さらにはマルチキーフレームなどのパラメーターを調節できます!

エンベロープの使用

エンベロープを有効にするには、シンプルにパラメーターをクリックし、ドロップダウンメニューより'Envelope'を選択します。ダイレクトに視覚的なフィードバックを得るには、Slideエフェクトを使って、エンベロープをXパラメーターに割り当てます。もちろん代わりにほかのパラメーターを使用することも可能です。Resolumeは自由ですから。


デフォルトではリニアエンベロープが適用されています。つまりこれは、パラメーターはもともとリニアなので、結果が何も変わらないということです。

イージング

それをイージングを使って変えましょう。

エンベロープの2番目のキーフレームを右クリックし、ドロップダウンより’Quadratic In/Out’(二次イン/アウト)を選びます。

そしてXパラメーターをクリックし、ドラッグすると、二次曲線が適用されるのが確認できます。パラメーターを左から右へドラッグしていくと、クリップのX位置は、最初は緩やかに上昇し、中間地点を過ぎると加速して、終点間近になるとまたスローダウンします。

とてもスムーズです。和らぎます。素敵です。

パラメーターの実際の値は、通常の大きな垂直線のすぐ横に、小さな垂直線で表示されます。エンベロープを適用後は、大きな方をインプット、小さな方はアウトプットと考えます。

もちろん、パラメーターをTimeline または BPM Sync アニメーションに設定することも可能です。エンベロープは継続的に適用され、素敵な二次曲線が得られます。

ヒント! Resolumeはパラメーターのインプットにエンベロープを適用します。どんなインプットに対してもです!TimelineやBPMシンクに設定したパラメーターだけでなく、FFTおよびマウスインプット、MIDIまたはOSCから制御するパラメーターもモディファイします。

補間曲線(インターポーレーションカーブ)

補間曲線とは、キーフレーム間のラインの見え方を、耳あたり良く表現した言葉です。さまざまな補間曲線から選択できます。

Quadratic(二次曲線)、 Sine(サイン)、Circular(円)および Exponential(累乗)では基本的なイージングを、さまざまな強度でおこないます。 Elastic(エラスティック)、 Back(バック) および Bounce(バウンス)は、 マスターするのが難しいアニメーションの動作原理を、容易に実践できます。Hold では、現在のキーフレームに到達するまで前のキーフレームの値をホールドします。

カーブは常に、現在選択しているキーフレームと、その1つ前のキーフレームとの間に適用されます。

In (イン)カーブはインターポーレーションの始点にカーブを適用します。Out(アウト)カーブは終点に向かって適用します。In/Out(イン/アウト)では両サイドに適用します。






キーフレームの追加と削除

キーフレームを追加するには、カーブ上の、キーフレームを追加したい場所をダブルクリックします。もちろん、垂直方向および水平方向に調節できます。

キーフレームを削除するには、ダブルクリックします。

キーフレームの調節

キーフレームを調節するには、シンプルにクリックおよびドラッグします。

パラメーターの出力値をリアルタイムでアップデートします。

ピクセル完全主義者なかたは、矢印キーを使って、キーフレームを任意の場所まで少しずつ動かすこともできます。シフトキーを使用すると、もっと大きな単位で動作します。シフトクリックすると、複数のキーフレームを同時に選択できます!

正確に数字で入力したい場合は、手動で値を各キーフレームに入力できます。キーフレームの位相は、エンベロープX軸上の、キーフレームがある場所です。他の値は、エンベロープのアウトプットです。パラメーターと同様に命名されており、エンベロープY軸上のキーフレームの値となります。

"だけどResolume、どうして "位相"なんて概念を扱わなきゃいけないの?スタートレックじゃないんだから。After Effectsみたいに、キーフレームに秒単位でタイムを入力すればいいんじゃないの?"

それは素晴らしいですね、でもResolumeでは、様々な方法でパラメーターをアニメートするため、タイムはつねに秒で表現されるわけではありません。パラメーターは拍でも、オーディオ入力のFFTでさえアニメートされます。ここでは、タイムを秒で表現することには、ほとんど意味がありません。また、通常パラメーターアニメーションのスピード変更をすると、何秒の地点でキーフレームが生じるかも変更されます。ですから、スペースやタイムにおかしな点が生じないよう、X軸は位相で表現されるのです。

トグル、ドロップダウンおよびパレット

これらのパラメーターには継続的な値がありません、どちらかというと、ある状態から別のある状態へとジャンプするものです。オフからオンへ、ある選択から別の選択へ。

こういったパラメーターにエンベロープを適用すると、ジャンプが発生する場所にグレーで表示があらわれます。キーフレームを調節すると、これらのポイントにもスナップします。

エンベロープの保存

エンベロープにはそれ自身のプリセットがあります。完璧なエンベロープを描けたら、保存して、ほかの全パラメーターや、エフェクト、ソースにも適用できます。素晴らしい資源ですね。

プリセットを保存して、 エンベロープ右下にある小さな"P "を押します。ポップアップに、あなたが以前に保存したプリセットと、当社が提供しているプリセットが表示されます。

”Save”(保存)を押すと、ユーザー自身のプリセットを追加します。

削除や名称変更は、"Manage… "(管理)を押します。

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