SMPTE

SMPTE インプットが使用できるのは Resolume Arenaのみです!

Resolume Arenaではビデオの再生開始位置を外部SMPTEタイムコードで同期できます。 これは、オーディオ、ビデオ、ライト、パイロやレーザーを、ショーの間やDJイントロに同期させる技術としてよく使用されます。また、DJと一緒にツアーするVJが、特定のトラックに合わせてあらかじめ準備したビジュアルを同期するのにもよく使用されます。Resolume Arenaでは、同時に2つのSMPTE入力に対応でき、ミックスで同時に2つのトラックをシンクできます。

SMPTEは単なるオーディオ信号で、400頭の豚が叫んでいるような音です。 Resolumeはこれを解析しクロックとして使用します。この音の各部分は少しずつ異なっています。私たちの耳ではその違いを聞き取れませんが、Resolume は聞き分けます。ですからSMPTE信号を先へスキップした時や、速く/遅く再生した時も、Resolumeはそれに応じて再生位置をアップデートできるのです。

SMPTE 信号をお使いのコンピューターに接続するのに必要なのは、SMPTEソースと、コンピューターに信号を聞かせる手段のみです。たとえばiPodでSEMPTEを用いてmp3ファイルを再生するなら、ミニジャックでライン入力に接続するだけで十分です。 

しかし、ラップトップのオンボードマイクを使って、スピーカーからプレイしようとしてもうまくいきません。あなたがとても頑固で、失敗も楽しめるというのでなければ、チャレンジしないほうが良いでしょう。

セットアップ

コンピューターが、有効なSMPTEインプットに接続されていれば、クリップをそのタイムに同期できます。入力されるSMPTE信号と、各インプットのフレームレートを'Preferences' のAudioタブから選択します。'Composition' タブには、 そのインプットの現在のSMPTE タイムコードが表示されます。

Framerate (フレームレート)

SMPTE信号のソースによって、適切なSMPTEフレームレートは変わります。 たいていの場合は25 または 29.97ですが、異なる場合もあります。もし1秒間隔で再生開始位置にジャンプする現象が起こるなら、多分フレームレートの選択が間違っています。

ご注意ください。マッチさせなければいけないのは受信するSMPTE信号のフレームレートで、同期しようとしているクリップではありません。すべてのフレームレートがマッチすることで非常にスムーズな結果が出ます。

タイムライン ドロップダウンメニューから、SMPTE 1 または SMPTE 2 のいずれにクリップを合わせるかを選択します。レイヤーストリップに、このクリップがタイムコードにシンクしていることを示すアイコンが表示されます。右下のボタンで、素早くインプットを切り替えられます。

ただし、SMPTEはオーディオトラックのあるクリップには使用できないので、ご注意ください。

Offset (オフセット)

クリップのスターティングタイムコードを、オフセットパラメーターから選択します。

オフセットはトラックを区別するのに便利です。ひと晩でタイムコードの異なる複数のショーをおこなう場合、1時間のオフセットでそれぞれのショーをおこなうことがよくあります。 ショーその1は01:00:00:00に、ショーその2は 02:00:00:00、といった塩梅にです。こうしておけば、誤って間違った時間に間違ったショーが始まってしまう失敗を防げます。

クリップを表示するには、レイヤーで有効になっている必要があります!SMPTE経由ではクリップトリガーそのものは送信されません。

Delay (遅延)

オプションとして、信号フローの中で生じたラグを補正するため、フレームに遅延補正を付加できます。光は音よりも速いですが、大きなステージでは、音はビデオよりも観衆に届くのに時間がかかります。再度完璧にリップシンクをするには、マイナス補正が役立ちます。

Test file (テストファイル)

これはテストのための 心休まるサウンドの、74分 25fpsのSMPTE信号  .wav ファイル です。

別のタイムオフセットやフレームレートが必要ですか?こちらから作成いただけます。 http://elteesee.pehrhovey.net/

SMPTE でできないこと

SMPTE は、ランダムなビジュアルをランダムな音楽にシンクできる魔法の道具ではありません。SMPTE を使用するためには、まず完成したオーディオトラックと完成したビデオが必要です。

これは純粋に、ビデオクリップの開始位置を、オーディオトラックの開始位置と正確に同期するための技術です。

著名なDJですら、完璧にSMPTEシンクしたショーをおこなうことは滅多にありません。活動中のVJたちも、各々のタイム感やスキルによってショーの大半をおこなっています。SMPTEが使用されるのは、ショーの非常に重要な局面で、しかもタイミングを合わせるのがとても難しい場合や、完璧にシンクする必要のある場面のみです。

DJとのシンク

SMPTEは、DJがプレイするトラックにビデオを同期させる際にも使用します。

難しいのは、実際のSMPTEの送信です。

この問題はオートメーションで解決できます。Timecode Live, TC Supply および ProDJLink はみな同様のサービスを提供しており、Armin van Buuren and Hardwellなどのショーをおこなっているビジュアルチームも採用しています。

もしDIYするなら、一番簡単な方法はトラックを分割することです。 音楽を左チャンネルに、SMPTE を右チャンネルにします。音楽はスピーカーの左チャンネルへ、SMPTE は右側のResolumeへ送信します。

無論、この方法ではスピーカーにモノチャンネル1つしか送信できません。

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