インプット選択

アウトプットを正しく設定できたら、インプット選択(Input Selection)で、アウトプットへのコンテンツ分配をコントロールします。

インプット選択ステージには、コンポジションのアウトプットのプレビューが表示されます。

左側に、有効なスクリーンが表示されます。スクリーンについて詳しくは、以前の章をお読みください。

スライス

各スクリーンには1つ以上のスライスを割り当てられます。インプット選択とスライスの関係については、コンポジションを1つのパイ、スライスは、スライスしたパイの1切れと考えてみてください。スライスを定義すると、どのアウトプットに、パイのどの部分を出力するかをコントロールするわけです。

たとえば、コンポジション左側はアウトプット1のプロジェクターに送り、右側はアウトプット2のプロジェクターに送るように指定します。でも垂直に分割しなければならないわけでも、半分にしなければならないわけでもありません。コンポジションのある部分を、異なる出力解像度やアスペクト比で選択できます。

スクリーン1つにつきスライス1つしか出力できない、などといった制約はありません。' + ' メニューでいくらでもスライスを作成できます。青空を突き抜けるごとくどこまでも、、、

とはいえ実際、限界はあります。1152921504606846975を超えるスライスは作成できません。それよりはるかに以前に、コンピューターのリソースが無くなるでしょうが、無限のRAMと無限の処理能力があれば、 365億5800万年、毎秒1枚ずつのスライスを作成できます。 または地球上の全人類1人1人につき1億5100万のスライスを作成できます。もしくは、スライスごとに1ペニー貰ったとしたら、ディズニーからスターウォーズを250万回買い戻すことができます。

リサイズ、移動および回転

アドバンスアウトプットを開くと、スライス1枚を含むスクリーン1つがあらかじめ用意されています。

左側をクリックして、このスライスを選択します。するとインプット選択ステージで、これをリサイズ、ドラッグできます。

スライスはドラッグすれば、スケーリング、配置および回転できます。インプットの回転は、回転式LEDパネルを使用する際にとても役立ちます。

ヒント!スライスはステージのエッジ、センターおよびスライス同士でスナップします。 CTRL を長押ししながら実行すると、スナップを一時的に無効にできます。

右側のボックスに正確な数字を入力できます。コンポジションの一部を正確にアウトプットに表示する場合に大変役立ちます。

ヒント! Resolumeは数学の計算もしてくれます。とても便利です!スライスの幅を正確に3分の1にする場合、幅の設定値の後に ”€/3”と入力し、 Returnキーを押すだけです。

また、スライスを1度に1ピクセルずつ動かすには、矢印キーを使用します。10ピクセルずつ動かす場合は、Shiftキーを長押ししながらおこないます。

リストまたはステージでスライスを右クリックすると、便利なプリセットやアクションを含むドロップダウンが現れます。モディファイアおよびショートカットのページに、全リストが記載されていますのでご参照ください。

ヒント! 'Match Output Shape'(アウトプットシェイプのマッチング) は面白いオプションです。スライスの、アウトプットトランスフォーメーションステージでの位置とシェイプを再現します。ですので、アスペクト比と配置をピクセルパーフェクトなピクセルマップに素早くマッチできます。

スライスはお好きなだけ作成できます。既存のスライスを複製したり、' + ' メニューで新規に作成できます。

さらに、スクリーン間でスライスを移動可能です。目的のスクリーンにドラッグ&ドロップするだけです。ご注意ください。スクリーンには常に最低でも1枚のスライスが必要なため、Resolumeはあなたが最後の1枚をドラッグ&ドロップしようとすると制止します。

スライスマスク

スライスマスクが利用できるのはResolume Arena だけです!

スライスマスクは、スライスのシェイプを狭めるのに使用します。すべてのオプションにおいて、通常のスライスは長方形のみに制約されています。スライスマスクを使用すれば、この長方形のどの部分をアウトプットするかを、正確に指定できます。

スライスマスクを作成するには、'Input Selection'(インプット選択)画面右側のいずれかのプリセットオプションをクリックします。またはペンシルをクリックし、まったく自由なマスクを作成することもできます。マスクを反転もできます。右手側にあるインバート(Invert)ボタンを切り替えて、マスクの内側または外側にあるものすべてを表示できます。

マスクを作成したら、インプットセレクション部の右上部に、2つのオプションがあることに気づくでしょう:'Transform'(トランスフォーム)と'Edit Point'(エディットポイント)です。

トランスフォーム

トランスフォームモードでは、通常のスライスと同様、スライスマスクを移動します。スケーリング、配置および回転にも同様のオプションがあります。

ただしスライスマスクを、完全にスライスの外に出さないようご注意ください。そうすると空のアウトプットとなります。引き算はとても大事ですが、ゼロでは少なすぎます。

ヒント!マッピング用の特殊なシェイプを作る目的でマスクを使用する場合、使用するシェイプの形状と同じスケールでスライスを作ると便利です。大きなスライスから小さなパートを切り出すのとは反対です。Resolumeはスライスを、マスクのコーナーポイントではなく、スライスのコーナーポイントをもとに歪ませます。

エディットポイント

エディットポイント(Edit Points)モードでは、スライスマスクの各ポイントを編集します。ポイントは、ドラッグしたり矢印キーを使ったりして、任意の位置へ移動できます。また、パス上の任意の場所をダブルクリックすると、シェイプにポイントを追加できます。既存のポイントをダブルクリックすると、ポイントを削除します。

またマスクをリニアとベジェの間で切り替えられます。リニアでは、ポイント間を正確な直線で結びますが、ベジェでは綺麗にカーブした線を描くことができます。ベジェモードでは、ポイントハンドルは丸です。各ポイントには2つのベジェハンドルがあり、カーブを思い通りに調節するのに使用します。

ポリゴンスライス

ポリゴンスライスが使用できるのはResolume Arenaだけです!

スライスのシェイプに対する究極のコントロールをお望みなら、ポリスライスがうってつけです。ポリスライスは、スライスのシェイプやコントロールポイントに完全なる自由をもたらします。三角形、六角形、星型や自由造形、ポリスライスなら、全てが可能です。

ポリスライスは '+'メニューより作成します。プリセットの三角形を作成することも、ステージでドローイングしてフリーハンドのポリゴンを作成することもできます。

ポリスライスをステージで直接描く場合、最初のコントロールポイントを置く場所をクリックしてから描き始めます。シェイプの輪郭をクリックし、すべての角にコントロールポイントを設置します。 それが終わったら、スタートポイントをクリックするか、どこかをダブルクリックして、シェイプを閉じます。

ポリスライスを作り終えると、Resolumeがトライアンギュレート(三角化)します。インプットセレクションステージで設定したのと同じコントロールポイントが、アウトプットトランスフォーメーションステージで利用できます。

ただし、三角化できないシェイプもあることをご承知おきください。たとえば、自らのパスを横切るようなシェイプです。このような場合、Resolumeではアウトラインが赤く表示されます。あなたのしている事が、数学的に不可能であると通知するためです。同じ理由で、ベジェポイントもポリスライスでは利用できません。

トランスフォームモード

ポリスライスを作成した後も、トランスフォームモードでのスケール、回転や配置のモディファイが可能です。このモードでは、ポリスライスも通常のスライスと同様に振舞いします。

エディットポイントモード

エディットポイントモードでは、各ポイントの追加及び削除、そして位置の変更ができます。このモードでは、ポリスライスはマスクと同様に振舞います。

マルチセレクト

複数のスライスを同時に移動、スケーリングおよび回転します。

スライス群の周囲をドラッグし、複数のスライスを一緒に選択します。リストまたはステージで直接、シフトキーを押しながら個々のスライスをクリックし、選択から追加したり削除したりもできます。

選択したスライスの周囲に、好みに応じてドラッグや回転、スケーリングが可能なバウンディングボックスが表示されます。右手側のプロパティは、そのまま右側に位置し、正確な数値を入力できます。数値は、個々のスライスではなく、バウンディングボックスのプロパティを反映します!

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