環境設定
General Preferences(環境設定 一般)
Record(レコード)
ここでは、レコーディングしたビデオ/オーディオを、Resolumeが保管するディレクトリを設定します。 詳細および機能についてはレコーディングの章をご覧ください。
Clip Panel(クリップパネル)
Resolume上で、クリップのトリガー時にパネルをアップデートするか否かを選択します。 例えば、外部ソースを一連のクリップのトリガーに使用 (例: MIDI経由、OSC または DMXなど)、一方同時に他のクリップにエフェクトを適用している場合などは、オフにするのが良いでしょう。
Clip Start Offset(クリップスタート オフセット)
クリップスタート オフセットは、 MIDIトリガーや、長尺のケーブルによる遅延を補正するために、クリップのタイムライン上で、クリップのスタートタイミングを1/1000秒単位で早める機能です。
Scrolling(スクローリング)
こちらにチェックをすると、Resolumeはあなたがいま選択したクリップまたはレイヤーまで、デッキをスクロールします。デッキの特定の部分を確認するのに便利な機能です。ただ、デッキの別の部分に集中している時には煩わしいでしょう。ともかくそういった場合は、環境設定こちらを切り替えてください。
Font(フォント)
アリエル ユニコード(Arial Unicode) チェックボックスでは、Resolumeで使用しているフォントを変更します。 あなたがもしラテン文字以外のフォントを使用しており、表示に支障をきたしている場合はこれを有効にしてください。
Quit Confirmation(クイットコンファーメーション)
クイットコンファーメーションを有効にすると、Resolumeは終了時、確認を要求した後で閉じます。 無効にすると、CTRL/CMD+Q を押した時やメニューから終了を選択した瞬間に直ちにシャットダウンします。
ヒント!! Resolumeをコンピューターが自動的にスタートおよびシャットダウンする、フィクストインスタレーションに使用するには、クイットコンファーメーションのオフと、レイヤーメニューにある' Trigger First Clip when Composition Has Loaded'(コンポジションを読み込み後、1番目のクリップをトリガーする)機能を併用します。
Audio Preferences(環境設定 オーディオ)
オーディオタブでは、Resolumeのオーディオ出力制御に関するオプションを選択します。
Audio Output Device(オーディオ出力機器)
'Audio Output Device'で、Resolumeのオーディオ出力に使用する機器を選択します。 ASIO機器を選択した場合、ASIO設定にアクセスするためのボタンが追加で表示されます。
Output Channels(出力チャンネル)
マスター出力チャンネル(Master Output Channels)でメイン出力として使用するチャンネルを選択します。2つ以上のチャンネル数に対応しているオーディオ機器をご使用の場合、'Preview Output Channels'(アウトプットチャンネルのプレビュー)より、プレビューオーディオをモニターするチャンネルを選択します。
Sample Rate(サンプルレート)
サンプルレートを高くすると、オーディオのクオリティは上がりますが、とりわけエフェクトを使用している場合などは処理負荷が高くなります。 44100に設定するのがおすすめです。
Buffer Size(バッファサイズ)
バッファサイズを高く設定すると、システムのレイテンシーも大きくなりますが、かといって低く設定しすぎるとオーディオに不具合が生じます。 通常は 512 または 1024が無難な選択です。
Audio Input Device(オーディオ入力機器)
出力機器の選択と同じく、ここで、Resolumeでオーディオ入力に使用する機器を選択します。
Audio FFT(オーディオ FFT)
外部オーディオFFT入力(External Audo FFT Input)では、外部オーディオ分析に使用するチャンネルを設定できます。 外部から入力される信号のレベルが低すぎる場合は、ゲインをブーストします。
ヒント! FFT ゲインは、メインインターフェイスの View > Show FFT Gain でも設定できます。
SMPTE
Arenaでは、SMPTEシンクのソースに使用するチャンネル選択します。詳しくは本マニュアルのSMPTEの章に記載されています。
VSTディレクトリ
VSTプラグインディレクトリは、ResolumeがVSTオーディオエフェクトおよびソースを検索するディレクトリ(フォルダ)です。
Video Preferences(環境設定 ビデオ)
FFGL ディレクトリ
Videoタブで、ResolumeがFFGL エフェクトおよびソースを検索するディレクトリを選択します。
Resolumeは必ず、ユーザーの書類フォルダ内の'Extra Effects'フォルダーを検索します。カスタムプラグインをここにインストールすると、プラグインセットアップの手間を省力化できます。すると次回のスタートアップからは自動的に読み込みます。
Preview Monitor Background(プレビューモニター背景)
透明なピクセルを、暗めのチェックボード、明るめのチェックボード、または黒のいずれかに設定します。
DMA Textures(DMAテクスチャー)
これはマニアックな設定です。お使いのコンピューターのハードドライブよりグラフィックカードへ、Resolume がピクセルを送信する方法を変更します。
推奨設定は" Force ON"(フォースオン)です。これがデフォルト設定でもあります。古い、ローエンドのGPUを使用していて、性能上の問題がある場合は、"Force OFF"(フォースオフ)に切り替えてください。
"Autodetect"(オートディテクト)は旧来の設定です。多くの場合、適正な設定が探知できないことが、当社がフォースオンを推奨する所以です。
MIDI Preferences(環境設定 MIDI)
MIDI Devices(機器)
機器から、または機器へのMIDI入出力の有効/無効を切り替えます。入力、クロックおよび出力に関する詳細は、Midiの章をご覧ください。
Middle C(ミドルC)
Middle Cとして使用するノートを決定します。
実のところ、MIDIは実際には音楽的なノートを使用しているわけではなく、番号を使用しています。Middle Cは番号60です。さらに混乱するのは、各アプリケーションによって、その60番に割り当てている音程が違うことです。
Ableton LiveではC3、TraktorではC4です。
とはいえ、お使いのMIDIショートカットに変更が生じるということはありません。Resolumeでのショートカットの表示のされかたが変わるだけです。複数のアプリケーションを使用していれば、少なくとも同じノーテーションを使用していることがおわかりでしょう。
OSC プリファレンス
ここで、OSC入力および出力を、有効/無効にします。関連するポートやOSCで使用しているIPアドレスも同様です
詳しくは、ResolumeをOSCでコントロールするの項をご覧ください。
DMXプリファレンス
DMXプリファレンスタブは、Arenaのみで利用可能です。
LumiversesおよびArt-Netノードのセットアップは、本マニュアルのDMXの章に詳しく記載されています。
ご留意ください。ネットワークアダプターは、Art-Netの入力および出力の両方を、選択したアダプターへ切り替えます!
Defaults(デフォルト)
この項では、ファイルのインポートや新規コンポジション作成時に使用される、いくつかのデフォルト設定を変更します。
Default Transport(デフォルト トランスポート) およびPlay Mode(プレイモード)
ここで選択するものはすべて、インポートしたファイルのデフォルト設定となります。
例えば、常にビデオクリップでBPM Syncと'play once and eject'(1回プレイしてイジェクトする)を使用している場合、これらをデフォルト設定として選択できます。
ビデオとオーディオに対し異なる設定を選択できます。(サイレント)オーディオトラックを持つAVファイルまたはビデオは、オーディオ用の設定を使用します。
ご注意ください。インポート済みのクリップには作用しません。しかし、インポート済みの各クリップに対し、設定の変更は可能です。
Default Blend Mode(デフォルトブレンドモード)
新規に作成するレイヤーに適用するブレンドモードを選択します。
Tempo Nudge Range(テンポナッジレンジ)
BPMを上下にナッジする際、現在のBPMに対し何%ずつ上下するかを設定します。
10%は、オーディオ作品の作業には適しています。個人的に、25%はビジュアルと音楽のシンクに適していると思います。
これは厳密にはデフォルト設定ではありません。この”環境設定 一般”内で解説したいのですが、ページがいっぱいになってしまいました。何かご意見があればぜひお寄せください。
Feedback(フィードバック)
批判やご不満でも、またお褒めの言葉でも、その両方でも大歓迎です。
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Registration(レジストレーション)
Resolumeのレジット作成方法と、複数のコンピューターにおけるライセンスの切り替え方法について詳しくは、レジストレーションの章をご覧ください。